つみたてNISAをしていて普段ニュースを見ない方に向けての月1回の振り返りの時間です!
10月は米国株を中心にトレードをしている方はかなりプラスに動いています。
なぜプラスになったのか、11月はどうなるのかと言う点について解説していきますのでぜひ最後まで読んでみてください!
まだNISAやってないという方は証券口座を作ることから始めましょう!
不確定要素が無くなった10月
まずはS&P500に連動しているVOOのチャートを見てみましょう。S&P500はつみたてNISAで大人気の商品です。
アメリカの優良企業500社を指数化したもので、アメリカ経済の全体感を確認できます。
10月の1ヶ月で約7%上昇しています。
1年間で7〜9%上昇すれば御の字の銘柄ですので、1ヶ月で達成したことを考えれば「何かあったな?」と考えるのが普通です。
なぜ10月は株高になったのか
10月が株高になった要因は投資家の不安が減ったからです。
先ほどのVOOのチャートを見ていただくとわかりますが、9月は1ヶ月間下がり続けました。
その原因は以下の3つです。
・恒大集団のデフォルト危機
・テーパリング
・ネガティブな利益警告の連発
まず、恒大集団のデフォルトは延期されたのでこの不安は解消されました。
先延ばしになっただけなので、この話題は再熱する可能性がありますがとりあえず一息ついた投資家が多かったです。
テーパリングと利益警告の連発
問後半2つは9月特に警戒されていました。
テーパリングとは、金融緩和を引き締めていくことです。これは金利が上がることを意味するので株が下がりやすくなります。
そんな中、ナイキのような大企業が「従来の予想よりも決算が悪くなりそうです」と発表していました。
また、半導体の供給不足でマイクロンも下方修正、運送会社のFedExも下方修正を出していました。
小売市場の雄であるナイキが決算ミス?
半導体関連もだめ?
他にも許容を超えたインフレ?
ちょっとアメリカやばいかも?
9月はこのような考えが広がっていました。
しかし決算シーズンの10月に入るとどうでしょうか。
S&P500の500社のうち40%が決算を既に出しましたが、その80%以上はアナリスト予想を超えてきています。
思ってたよりいいと言う感情が株高につながったと言うことです。
セクターごとにチェック
下図はS&P500に選ばれている企業を市場別で見ることができるヒートマップです。
セクター(市場)毎に分かれているので、今どの市場がいいのかを確認するのに最適です。
左下のFINANCIALは赤が目立っていますが全体的にはプラスが多いです。
中でも以下の企業は暴騰していますね。
MSFT マイクロソフト 17.6%
TSLA テスラ 43.6%
NVDA エヌビディア 23.4%
全て今期の決算が非常に良かったです。
特に電気自動車会社のテスラは、米レンタカー大手会社が10万台(4700億円分)の発注をしたことが好感を得ました。
テスラは毎年50%以上の成長をすると発表しており今後も注目です。
ただ、半導体の供給不足の問題はあるので、いかにそれらを手配するのかということが短期的な焦点になりそうです。
11月はどうなるのか
米国株は10月〜1月に上がりやすいというアノマリーが存在しています。
なので11月は季節的には上がりやすいです。
そんな中警戒すべきことは1つです。
アメリカ時間11月2日-3日はFOMC(金融政策会議)が行われますので、ここでテーパリングが発表される可能性があります。
ずいぶん前から予想されていましたので、今の株価に織り込み済みという意見が多いですが、ここで暴落するようなことが起きれば11月は厳しい月になる可能性があります。
最初の1週間が大事ということですね。
テーパリングが発表されると、金利が上がりますので銀行株への注目度が上がりますので個別銘柄に興味がある方はこちらも合わせてチェックしておきましょう。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!