日本は30年間物価上昇、給料の上昇がないデフレ国の代表です。
そんな日本も30年間溜め込んだインフレのエネルギーが爆発する可能性があるという意見も出てきています。
今回は、そもそもインフレは悪なのか?インフレが起きた際にやってはいけないことを解説します。ぜひ最後まで読んでインフレ対策を始めてみてください!
インフレは悪なのか?
結論から言うと、適度なインフレは経済活性化のために必要不可欠と考えられています。
その理由を解説していきますね。
一般的にインフレとは、物価が高くなることと考えられています。
100円で購入できたアイスが110円になると10%物価上昇が起きて10%のインフレが起きた!このように感じますが、実はこれは錯覚です。
本来、インフレとは物が高くなるのではなくお金(通貨)の価値が下がることなんです。
お金の価値はなぜ下がるのか
お金の価値は流通枚数が増えれば増えるほど下がっていきます。
例えば、コロナ禍で多くの国は現金給付を行いました。あれは国がお金のいっぱい刷ったものですよね。誰もコロナがやってくるなんて想定していませんから予算も元々組んでいません。
皆さん考えてみてください。
元SMAPの木村拓哉さんが、デビューしてから1度しかサインを書いたことがなかった場合、この1枚のサインの価値は高いですよね。
その希少性から、100万円出してもいいから欲しいと考える人がいてもおかしくありません。
しかし、木村拓哉さんが毎日1,000枚サインを書いていたらそのサインの価値ってすごく薄れますよね。
希少性はかなり薄れますよね。
お金はこの原理と同じでお金を新しく刷れば刷るほど100円玉の価値は下がっていくんです。これがインフレの仕組みで去年100円で買えたアイスが110円ないと買えなくなった理由です。
目標インフレ率とは
はじめに、経済成長のためには適度なインフレが必要と言いました。日本や米国をはじめとする多くの国では、この適度なインフレとは年間2%を指します。
2%前後であれば、
見た目の物価が少し上昇
↓
企業の業績が良くなる
↓
社員の給料が増える
↓
増えたお金で新しい新たな消費を生む
このポジティブなサイクルを作るために多くの国が2%前後のインフレを許容しています。
これが年間20%のようなハイパーインフレになると、さすがに給料の伸びが追いつかないのですし、お金の価値が勢いよく下がりすぎており、通貨の信用度が下がるので良くないとされています。
インフレ対策
勘のいい人は気づいたかもしれませんが、インフレ局面で銀行にお金を預けているとお金は減っていませんが、お金の価値は下がっています。
銀行にお金を預けていても日本では金利は0.001%です。年間2%のインフレが起きていたらインフレ負けしています。
100万円を銀行にお金を預けても、翌年にその100万円は1年前の98万円分価値しかありません。
日本のバブル時代は銀行に預けていれば、年間8%ほどの金利がついていたんですが、そんな時代はとうに終わっています。
だからこそお勧めしたのは投資なんです。
インフレ負けしない投資をする
過去の記事でNISAやiDeCo、企業型DCについて何回も書いていますが、正しい銘柄選択を行えば年間7〜10%程度のリターンを期待できます。
アメリカの優良企業500社に投資をする商品や米国に上場している約3500社に投資をする商品は特に私のお勧めです。過去の記事をはておきますのでぜひご覧ください。
インフレに対する見方は変わりましたか?
経済成長する国では必ず適度なインフレが必要なんだな〜
インフレ局面で現金を持つことってあまり良くないんだな〜
といった具合で理解していただければ大丈夫です!
だからと言って全額投資に回すのも危険です。
私の場合は資産のうち20%くらいは現金で持っています。
自分のお財布と相談しながら少しづつ資産形成をしてみてください!
最近どうやってお金の勉強をしたの?なんて声も多くなってきましたので以下の記事にまとめました!
気になる方はチェックしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!