これまではつみたてNISAの基本知識について
多く触れてきましたが、今回は個別株で使える基本的な分析方法の解説をします。
細かくて難しいことはすっ飛ばして、企業の本質的な価値に軸を置いてます!
これを読めば投資家がどのように銘柄選定しているのかを学ぶことができるので
個別株にもチャレンジしたい!
という方は是非読んでみてください。
2つの分析方法
株式投資には大きく分けてファンダメンタル分析とテクニカル分析の2種類あります。
ざっくり説明するとファンダメンタル分析は
企業のこれまでの業績や将来性から分析すること
チャートを見て世界中の投資家の心理から分析すること
まだ理解できなくでも大丈夫です!
事例を出しながら説明していきますね。
ZOOMをファンダメンタル分析
ZOOMはコロナ禍で急成長した会社の1つですね。
アメリカのビデオコミュニケーションサービスで移動の規制がされたコロナ禍で、このサービスを使って商談をした方も多いんじゃないでしょうか?
コロナが日本でも拡大した2020年4月のZOOMをファンダメンタル分析する上で注目された点はこれです!
・世界中で移動の規制→ビデオ会議の増加
・課金サービスがしっかりしている
・コロナ前の2020年1月発表の通期の売り上げが前年比2倍近い
当期純利益は3倍以上
・2020年4月時点で1年以上収束に時間がかかると予測されている
ZOOMは2020年内で最大9倍まで株価が伸びています。
こんな綺麗なチャートなかなか見れません(笑)
ZOOMの株価が急騰した大きな要因は、業績が急激に良くなっている中で、コロナ拡大による大きな需要が舞い込んできたことです。
この市場はMicrosoftのskypeという王者がいましたが、投資家が選んだのは成長著しいものでした。
市場が安定している会社か成長性がある会社かどちらに好感を持っているのかは、米国10年債利回りから判断されることが多いですが今回は割愛で!(笑)
買った理由を忘れないこと
ZOOMの株価が伸びたことは理解できたと思います。
でもチャートを見ると2020年10月頃からかなり株価を下げてますよね。
みなさん思い出してください。
ファンダメンタル分析で収束まで1年以上かかることが予想されていることに注目していることを!!
つまり多くの投資家は
「コロナ収束後までの価値は株価に反映されてない可能性ありだな
ん?最近ワクチンみんな打ってるな
まて!ZOOMみんな使わなくなるんじゃね!?」
と考えた可能性が高いんです。
2020年4月現在日本でのワクチン接種率は1%ほどですが、アメリカでは40%くらいはワクチン接種が終わってますし、2回目を打ってる人も結構いるんです。
だからこそ、投資家に警戒感が広がったんですよね。
買った理由がしっかりしていれば売るタイミングが見えてきます。
投資で損する人の特徴は買った理由を忘れて
都合よくもう少しで上がる!とかもう下がらない!と判断してしまうことだそうです。(自分もよくやる…笑)
みなさんも気をつけてください!
まとめ
いかがでしたか?
ファンダメンタル分析について理解できましたか?
今回は超基本的なことだけで本来であればEPSとかPER、
ZOOMを売る判断として米国10年債利回りも見ないといけないんですどそんなこといきなり言われても頭痛くなりますよね…
なので今回は企業の価値という点を軸に解説しました。
少しずつ学んでいきましょう!
ちなみに、これはZOOMを売れ!と言っているわけではありません!
考え方は人それぞれ
コロナ収束後の業績にも期待してホールドしている方もいますし、僕も2021年3月に購入していますし、そこから6%ほどの利益はでています。
本来はテクニカル分析も…と思ってましたが長くなったので
それは次回に!
チャレンジしてみてください!!
米国株を勉強する上でよかった本も貼っているので是非どうぞ