去年から今年にかけて「コロナ銘柄」なんて言葉ができました。リモートワークを推奨するzoomも注目されていましたね。
そしてコロナ銘柄の代表格がファイザーとモデルナです。コロナショックで株価が暴落してから現在までファイザーは最大1.9倍、モデルナは最大13倍を記録しています。
未だ収束が見えない中、コロナ銘柄として新たに爆益が期待されている銘柄を解説していきます。
是非最後まで読んでみてください!
ファイザーを振り返る
ファイザーはかなり初期の頃にワクチンを完成させていましたよね。日本ではワクチン開発で有名になりましたが、創業170年以上の超老舗の製薬会社です。2019年には世界の医薬品売上高2位を記録している世界的に超有名な企業です。上場は1981年です。
概要はここまでにして、チャートを見てみましょう!
2020年初めのコロナショックに大きな影響を受けています。ファイザーは多くの会社を買収しており多くの医薬品を扱っているので、ロックダウンで家から出ることができない影響を懸念されていました。
しかし、コロナのワクチンが承認されると上昇基調に入りました。それに伴い企業業績も良くなっています。
直近の第2四半期4月−6月の決算では、売上と最終利益ともに前期比60%以上を記録しています。ワクチン受注額は市場予想70億ドルの中78億ドル、次の第3四半期は市場予想335億ドルとされています。
この決算を受けて株価は急騰しています。やはり決算がいい会社の株は高くなるということですね。ファイザーは2020年3月の底値からすでに約90%株価が上昇しています。今や売上高の40%がワクチンの売上高になっています。ワクチンの3回目の摂取をするべきかという議論の結果が今後を左右するかもしれません!
モデルナを振り返る
モデルナも初期段階からワクチンの承認を受けていましたね。モデルナは2010年設立のバイオテクノロジー企業です。上場も2018年と最近です。
それではチャートを見てみましょう!
モデルナはコロナショックから13倍以上の株価をつけました。元々ファイザーの10分の1以下の時価総額の企業でしたので、ワクチンの承認を受けた時に大きく値動きが起こりやすい状態でした。
ファイザーとは違い、利益が生み出せるような商材がなかったのでワクチン承認が会社に与える大きさもファイザーより大きかったことが株価の暴騰に繋がりました。実際に2021年4−6月の売上は前年同期比65倍となりました。
ここまで上昇した株価から、短期的に更に10倍を目指すことは難しいかもしれませんが、ファイザーと同じく3回目のワクチン摂取の議論の結果が注目されます!(既に英国、ドイツやフランスは9月から開始する方向を示しています)
nextコロナ銘柄「リジェネロン」
いま次のコロナ銘柄として注目されているのは「リジェネロン」です。1988年創業で3年後に上場しています。実はアメリカ前大統領のトランプ氏がコロナに感染した際に投与されたことで有名です。ワクチンではなく感染後の治療薬として投与されています。
しかし2020年10月に臨床実験が中止され、治療薬として承認されずに終わっていました。それから半年を経て再度投与が始まり、日本でも治療薬としての投与が始まっています。
それではチャートを見てみましょう!
2020年の10月ごろトランプ氏に投与された時に反発が見られましたが、臨床実験中止の報道から暴落しました。投与が再び始まった頃からジリジリ上げてきており、各国で治療薬として承認されたことをきっかけに株価が上昇基調に戻りました。
そんな今後リジェネロンの株価は更なる上昇が起きる可能性が十分あると予想します!
理由を説明します。
まず、決算をミスしない会社だという点です。EPSを4期分確認してみると全てが市場予想を大きく上回っています。いい決算は癖になります。直近の決算では売上は前年同期比2倍、1株あたりの利益は3倍となっている点も忘れてはいけません!
次に、現段階では軽・中症状者に対して治療薬として使用されていますが、アメリカでは7/31に予防薬としても承認を受けました。
つまり、コロナに感染していない人「リジェネロン投与」・コロナに感染した人「リジェネロン投与」が実現します。イギリスでも予防薬として承認されおり、これまでの流れからこの動きは各国に広がることが予想されますよね。
最後に、チャートが新高値を記録している点です。大きな谷から勢いよく上がってきています。最高値に関する記事は過去に書いているのでそちらをチェックしてださい!
まとめ
コロナウイルスで多くの命が犠牲になりましたが、上記の会社のおかげで助かった命も多くあります。これまでの理由からリジェネロンは今後の上昇は期待できますが、株式投資の魅力は投資によって会社を応援できるという点です。投資の理由は人それぞれです。
最後は自己判断、自己責任で行いましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!