マネリテブログ

2年目サラリーマントレーダーのお金の知識をあげるブログです💁‍♂️

つみたてNISAのデメリット解説【2021年版】

つみたてNISA(ニーサ)のことを調べていると良いことばかり書いてあって逆に怪しい!なんて思う方もいますよね。

今回はそんな方のためにつみたてNISAを始める前に絶対に知っておくべきこと3選を解説します。この記事を読めばつみたてNISAに向いているのか、向いていないか判断できますので是非参考にしてみてください!

 

  • 短期投資に圧倒的に向いていない
  • 元本割れに可能性がある
  • 面白くな

短期投資に圧倒的に向いていない

つみたてNISAで購入可能な商品は比較的安定したものが多く大損することがほとんどないです。つみたてNISAで人気なeMAXIS Slim米国株式(S&P500)では20年間のつみたて投資(毎月定額を投資すること)を行うと歴史上マイナスになったことがありません。

さらに20年間の平均パフォーマンスは年平均+7%となっており毎月1万円を20年間積み立てると240万円の元本が約520万円まで増えるというデータが出ています。みなさんがつみたてNISAに調べると大体こんな情報が出てきますよね?

でもこれは長期で投資した場合なんです。下の図をご覧ください。

f:id:KaitO:20210531224419p:plain

https://www.yardeni.com/pub/stmktreturns.pdf

これはS&P500の年次リターンです。全体的に利益が出ていますがマイナスリターンで終わることも少なくありません。過去49年間で利益が出た年は39回、損が出た年は10回あります。

もしNISAを勧められて安定的なリターンを期待できる商品に投資しても、それが数ヶ月〜1年という期間での投資であれば20%の確率でマイナスリターンになるということです。

また株価下落時に怖くなって株を売ってしまうとそのNISA枠はもう返ってきません。長期的に見て上昇するような市場では、株価の下落は安値で買う絶好のチャンスですのでいつも通り定額つみたてをすることが収益を最大化させるポイントです。しかしこれらのことが出来ないのであれば、それはNISAをしていても利益を出せないどころか損をすることになる可能性が高くなるのでお勧めしません。

元本割れの可能性がある

つみたてNISAは利益が非課税になる制度ですが、そもそも損してしまえばその効果は発揮されません。銀行預金していれば預金はほぼ増えませんが減ることもありません。NISAといっても株式投資ですのでマイナスになることもあります。ですので絶対に資産を減らしたくないという人にとっては銀行預金の方がいいかもしれませんね。

そもそも株式投資は生活余剰資金、つまり余っているお金でするものです。生活に影響を与えるようなお金を使って人生一発逆転を狙うのはお勧めしません。

面白くない

これはつみたてNISAを始めた多くの方が感じることだと思います。つみたてNISAは初期設定をしてしまえば基本的には放置です。毎月決まった日に自動で自分が設定している商品が購入されていきます。なので、A社の動向とかB社の決算を見る必要性があまりありません。

もっといろんな株を売り買いしたい!という方はつみたて投資に向いていないですね。そんな方は一般NISAの方が向いていると思います。

まとめ

つみたてNISAのデメリットについて理解できましたか?

もし今あるお金を1円でも減らしたくないのであれば絶対に銀行預金をおすすめします。しかしもし少しリスクをとって将来数百万円利益を出す可能性に賭けたいのであればつみたてNISAを始めることお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

いちばんカンタン つみたて投資の教科書