今回は、大学卒業後にサラリーマンを経験してから起業すべきかという議題について私の考えを書いていきます。
私は会社員を2年間経験し、退職の意思を会社に伝え、現在起業の準備を進めている段階です。
よくある会社員の考え方について、体験を元に書いていますので、将来起業を考えている方も、そうでない方もぜひ最後まで読んでいただければと思います。
サラリーマンをしてみて
結論から言うと
会社員経験をして良かったです!
私は元々、企業の中で修行をしてから起業をすればいいと考えていました。そして、商社に入社すればビジネスの川上から川下まで学べるだろうと思いその業界で就職を決めました。
しかし、実際に私が会社員経験をして良かったと感じているのは、そういったビジネス関係のことを学べたからではなく、会社員のメンタリティについて学べたからです。
お金をもらって働く
「雇われ側の気持ちを知った方がいい」
会社員経験推奨派の多くの意見がこれでしょう。私は2年間でこの言葉の意味をはっきり理解しました。
入社前は、将来の起業のために意識は高く持っておこうと決めて、「お金をもらって働くんじゃない!働いてお金をもらうんだ!」と意気込んでいました。
そんな私でしたが、入社から1年後の私は、「お金もらえないならこの仕事はできない」と感じていたんです。
振り返ると大きな要因は、働いてお金をもらう仕組みがなかったからだと感じています。
例えば私が1年目の時は、どれだけ働こうが給料は同じで、部署によって残業代が出るか出ないか変わる仕組みでした。
お察しの通り、私の部署は残業代が出ませんでした。周りをみると、テキトーに働いている同期の方が残業代がもらえて私より給料が多い始末です。
最初の頃は、自分の成長のために、、、と思って頑張っていましたが、次第にそれが不満に変わっていき、いつの間にかお金をもらって働く人間になってしまいました。
他責にしていると言われればそれまでですが、仕事への熱量は自分でも高い方だと自負していたからこそ、多くの方が同じ状況で同じ心境になるのかなと思います。
評価制度が1番重要
この仕組みで1番損をしているのは誰かと言うと会社です。
やる気のある人が損をしていると、その人までやる気が無くなってしまい、やる気のある人が減っていく負の連鎖が始まるからです。
私は会社員経験をしたからこそ、成果を出す人とそうでない人、やる気のある人と無い人、報われるべきは誰なのかを明確にした評価制度こそが、社員のモチベーションを維持するのではないかと感じました。
会社員経験をしていなければ、自分の財布にできるだけお金が残って、社員に給料を全然出さない経営者になっていたかもしれません。
私が社員を雇えるような会社を作れた時には、社員がお金をもらって働くのではなく、働いてお金をもらう仕組みづくりの構築をしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。