今回はインフレ(物価上昇)について解説します。
この記事を読むと
・インフレとは
・デフレとは
・インフレとの付き合い方
以上の3点について理解できます!
勉強してお金の知識をあげていきましょう!!
インフレとは
仕組み
インフレとは物価が上昇すると言う意味です。
おばあちゃんが100円のアイスを見て
「昔は40円で買えたのになあ」といっているのはインフレが原因ですね。
ここで注意したいのは、インフレは物の価値が上がるのではなくお金の価値が下がって起きるということです。
例えばコロナ蔓延後世界各国でお金が配られましたよね?あれは元々ないお金を刷ってこの世の中にあるお金の量を増やしたんです。
この世の中に100円しかないうちの1円と1兆円あるうちの1円では後者の方が価値があります。
新しく100兆円もお金が増えたら、そりゃお金の価値が下がりますよね。
他にも景気がいいと高くても買ってくれる人が増えますのでインフレの要因になります。
インフレは必要
物価が上がるなんて嫌だ!って思いますよね。
しかしこれは長期的に見れば必要なことです。それは以下のようなサイクルがあるからです。
物価上昇→企業の売り上げは上がる→社員の給料が上がる
→消費が盛んになる→物価上昇→…
給与の上昇に追い付けないほどのインフレが起きなければインフレも悪とは言えないんです。これが健全なインフレです。
日本、アメリカをはじめ多くの国は年間2%の物価上昇を目標にしているので、この程度が健全なインフレだと言えますね。
デフレとは
仕組み
デフレとはインフレとは反対に物価が下がることを言います。
日本はデフレの代表国です。
インフレがお金の価値が下がる=デフレはお金の価値が上がる
デフレはいいことなのか!と考えがちですがそうでもないようなんです。
それはデフレはお金の価値が上がると言うよりも
国民の消費が鈍くなって高いと買ってくれないから安くするということが要因だからなんです。
デフレは負のサイクル
デフレが起こるサイクルは以下の通りです。
物価が下がる→企業の売り上げは下がる→社員の給料が下がる
→消費が鈍くなる→物価が下がる→…
さらにこのサイクルが始まると企業は不況に備えて内部留保(会社の貯金)を増やします。すると、会社が儲かっていたとしても社員の給料として還元されないと言うことです。
実際日本の平均年収はずーっと横ばいで、バブル崩壊後経済成長も鈍化したままです。
インフレとの付き合い方
世界経済はインフレの渦の中なので日本で住んでいてもインフレについて考えてておくことをお勧めします!
年間2%物価上昇すると言うことは去年100万円で買えたものは翌年に102万円必要となります。つまり、今時銀行の金利は限りなく0に近いですかから、みなさんが銀行に現金を預けていると実質価値は下がっていくばかりなんです。
なのでお金の知識がある人はお金をインフレ率より高くなりそうな価値のあるものに資産を移します。それが株式投資、金銀などのコモディティ、不動産です。
例えば株価は企業の価値が上がるほど上がっていき年間10%以上上昇することは珍しくありません。インフレに負けることなくプラスの利益も出ています。アメリカの優良企業500社を集めたS&P500インデックスファンドというセット売りしている株は20年という長期目線で見ると年間7%のリターンが期待できます。
(S&P500について詳しく書いてる方の記事のリンク貼っておきます!)
S&P500とは?チャートでわかりやすく解説!連動の投資信託もご紹介! | いろはに投資
こうやってお金持ちはさらにお金持ちの道を進んでいくみたいです。
まとめ
インフレとデフレについて理解できましたか?
世界各国でお金が刷られまくっている以上お金の価値が一時的に低下することは避けられません。みなさんは手元のお金の価値が下がっていくなんて絶対嫌ですよね?
投資について興味を持ったら以前私が書いた株初心者向けの記事でも読んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!